六義園の夜桜
2019年3月29日(金)
駒込駅南口から都心へ向かって歩く。
駅を出て直ぐ左手に桜の花。バス停になっている。
信号を越えると六義園の染井門が道路の反対側に見えた。
染井門が開いているのは、桜の期間だけとの事。
駅から近い入り口なのに・・・
多くの人が並んでいるのが見える。
六義園の枝垂れ桜は有名である。
公園自体は、江戸時代、元禄8年に川越藩主柳沢吉保が造営した大名庭園との事。
明治時代には、あの岩崎弥太郎の別宅になったとか。
この広大な敷地が別宅とはどういう事!
明治の偉人のスケールはデカイ。
現在は東京都の所有で、国の特別名勝指定を受けている。との事。
(余談だが、写真の大きさを変更する技を覚えた!)
入口で入場券を買う人の列が若干できていた。桜は「見頃」の表示。
300円と入場券を交換して道順に従って進む。
18時頃。
桜のライトアップも開始される頃だろう。
胸が高鳴ってくる。
良く見る六義園の枝垂れ桜の写真。
これをいよいよ撮れる。
枝垂れ桜を撮影する前に暗闇での撮影を練習。
椿が夕闇の中で魅力的な色彩を放っていた。
膝の痛みがとれないので、軽くて明るいAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gを使用。
ISO設定を直し忘れて64、f/1.4、SS=1/8。それでもブレは許容範囲で収まった。
枝垂れ桜の側へ行くとさすがに大きい。50mmでは無理。広角へ付け替え、まず1枚。
イメージが違う。
良く見てきたショットは、全体が映るショット。頭の方が丸くなっているやつ・・・
場所を求めて動き回る。
しかし逆流は動き難いし迷惑でもある。
なんとなく理想のポジションへ来た。
撮影開始。
しかし、三脚・一脚・自撮り棒使用禁止。
手振れを防ぐにVR機能レンズが役立つ。
それにしても、桜の根元には人人人・・・・
観客を少し桜から離して鑑賞させる・・様な誘導は行っていない。
従って皆、桜の近くへ寄って行く。
結果として常に人が根元付近に写ることになる。
思い切って、人が写らない根元に近づいて仰ぎ見てみた。
中島千波 風の写りになった。(画伯に叱られるかも)
来週ならば花吹雪で「六義園の春風」というタイトルが似合う作品が写るだろう。
今日は残念。
しかし、素晴らしい巨木の枝垂れ桜を拝見した。
多くの人々と同じ時間を共有した。
来年までに更に撮影技術の鍛錬を行い再来する、と桜に誓いその場をあとにした。