photogenic something

ご訪問ありがとうございます。永年写真撮影しているが、思った様に撮れない連続。

蛍の郷

息子家族と松本市周辺へドライブ旅行へ行くことになった。

ジジババ、息子夫婦、孫二人の賑やかなドライブ旅行である。

孫は4歳の女子と1歳の男子。チャイルドシートに座っている。

ワンボックスカーは、子連れ家族旅行には大変ありがたい車だ。

そもそもセダンは最大5人乗りなので、大人数でのドライブ旅行は無理。

途中、1歳の男子に大泣きされたり、4歳の女子に高速道路のサービスエリアでオモチャをねだられたり。渋滞にも遭遇し6時間を要して松本城の駐車場に到着。

 

松本城

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D810, AF-S Nikkor 24-120mm f/4G ED VR, 1/320, 38mm, ISO400, f/14

松本城を撮影したのは3回目。初めて空に青空が観れた。それでも梅雨空の曇りがちな天候であった。城の黒漆板が今までで最も黒く見えたのも不思議である。

漆喰の白と黒漆の黒、何度見ても美しい城だ。現存する数少ない創建時の天守閣。長旅の疲れを忘れさせてくれる。

 

カエル祭り

お腹が空いたので美味い蕎麦を求めて「四柱(しばしら)神社」方面へ歩く。神社の近くに来ると何やら祭りの様な雰囲気。多数の出店が出て、カエル関連の物品を販売している。

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D810, AF-S Nikkor 24-120mm f/4G ED VR, 1/40, 75mm, ISO400, f/14

エイヤーサッサ、エイヤーサッサ。 四柱神社境内から大音量が聞こえる。多くの人が踊っている様である。太鼓の音と掛け声。のぞいてみた。

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D810, AF-S Nikkor 24-120mm f/4G ED VR, 1/125, 82mm, ISO400, f/14

多くの若人達がお揃いの衣装を着て楽しそうに踊っていた。周りを観光客がグルリと囲い手拍子ではやしている。何の集団かは判らずじまいだったが、威勢の良い元気をもらった。

カエル祭り参加団体なのだろう。

蕎麦は四柱境内にある「こばやし」で頂いた。蕎麦が香る細身の麺。喉越しも良く、脇を固める野菜天婦羅も良し。海外からの観光客も蕎麦を食べていた。通な観光客なのだろう。

 

辰野町ホタル祭り

松本から高速で50分程の辰野町で「ホタル祭り」が開催されているとの情報を入手。

6月15日〜6月23日の期間。 今日が最終日の前日の土曜日。今やホタルは幻。これは行って見るしかない。

長野道から中央道を伊北ICで降りて辰野町へ向かう。道路のポイントポイントに「ホタル祭り」の印が表示されている。町へ近づくと「ホタル祭り駐車場」の表示。駐車場も多数準備されている様で、息子夫婦がiPhoneで駐車場の空き状況を検索し進む。町営野球場が空いている情報をキャッチ。

無事駐車が出来たのが18時頃、この季節の空は未だ明るい。

駐車場から町の中心部へ歩いていく。多くの人が歩いていく。中心部に近づくと益々人が増えてくる。すごい人出だ。

辰野駅前を通るメインストリートは、両側が屋台で人の波になっている。

「辰野のホタル祭り」、何回か耳に届いたフレーズだが、これ程とは思わなかった。

駅には「ホタル祭り臨時列車」も着ている。

人の波に逆らわず、「ホタル保護育成協力金」@500*人数も途中で払い、徐々に暗くなる方向へ歩いていく。

「ホタル寺」の前を通過する。

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D810, AF-S Nikkor 50mm f/1.4G, 1/250, ISO5000, f/7.1

 

ほたるの名所「 ほたる童謡公園」へ到着。町の方々が整理役として事故防止のために道の脇に立っていて下さる。感謝である。

暗闇の坂を下っていくと小川が流れている。

 

川縁の草の中に小さな黄色い光!!

その黄色い光が空を舞う!!

動く!!

もう一つの光に寄っていく!!

 

暗闇の中で三脚をセット。カメラを光の方へ向ける。露出時間は13秒とした。シャッターを切る。 上手くレンズの前をホタルが横切ってくれるのを待つしかない。

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D810, AF-S Nikkor 50mm f/1.4G, 13s, ISO2500, f/7.1

 何とか撮れた。

町の人の話では、

「今夜は2000匹位じゃないか!人の数の方がその10倍よりも多いね(笑)」

 

今年で71回の歴史を数える「ほたる祭り」とのこと。

大正時代から保護を始めた。

この町の方々の先見性と自然への深い愛に感謝。

 

第71回信州辰野ほたる祭り開催 | 辰野町 観光サイト

 

孫達に見せようと思って来たが、自分達が何よりも感動し楽しんでしまった。

 

END